さつま芋はそのままふかしても美味しいおやつになりますが、
ちょっと頑張ってスイートポテトを手作りするという人も多いと思います。
滑らかな舌触りが人気の定番スイーツですよね。
ただ作り慣れないうちは裏ごしがうまくいかなかったり、
焼きすぎたりしてパサパサナ残念な仕上がりになってしまうことも。
せっかくの手作りスイートポテトです。
パサパサになる原因を知って、失敗なく作りましょう。
しっとりとしたスイートポテトを作るコツもご紹介しますよ!
スイートポテトは焼きすぎるとパサパサになるの?
スイートポテトを一口食べたとき、舌触りが悪いとせっかく味は良くても
残念な気持ちになってしまいますよね。
出来ることならなめらかでねっとりしたスイートポテトをいつでも食べたいところですが
パサパサになってしまうのは何が原因なのでしょうか。
さつま芋の品種の違いでしょうか。
作るときの材料や焼く時間なのでしょうか。
原因と思われるものをいくつか挙げていきたいと思います。
さつま芋の品種
安納芋 …ねっとりした食感。焼き芋や干し芋でそのまま食べるのが主流。
おかずやスイーツにはあまり向いていない。
シルクスイート…ねっとり感があり、安納芋に似ている。
上品な甘さで舌触りがいい。
紅あずま 紅いも…関東を中心に流通している。
繊維質と水分量が少なめで、ホクホクした食感。
加熱すると甘みが増すので焼きいもなどには向いているが、
冷めると若干甘みが落ちるので、スイーツに使用するときは注意が必要。
紅はるか…「はるかに甘い」をコンセプトに作られた比較的新しい品種です。
上品で後味のさっぱりした甘さで、どんな料理にも向いている。
鳴門金時 …西日本を中心に流通している。
ねっとり感とホクホク感を両方兼ね備えている。
スイートポテトに使われるさつま芋のほとんどが、鳴門金時。
スイーツから天ぷらまで様々な料理に合う。
作り方
スイートポテトの作り方を見ると「裏ごし」という作業が必要だと書かれています。
「裏ごし」とは蒸して皮をむいたさつま芋を網目状のものに入れ、
木べらなどで押しつぶしてなめらかにしていくことを言います。
この作業は少し時間もかかり大変なのですが、
するとしないとでは出来上がりに大きな差が出てしまいます。
材料
さつま芋に牛乳を混ぜて作るのが一般的な作り方ですが、
さつま芋の種類によってはさっぱりしすぎてパサついてしまうことがあります。
焼き時間
スイートポテトをオーブンに入れて焼きますが、その時焼く時間が長くなって
出来上がりがパサついてしまうことがあります。
スイートポテトは作る過程ですでに火が入っているものばかりで、
焼いて火を通さないといけないものは、表面に艶出しに塗った卵黄くらいなんです。
ですから焼きすぎは、スイートポテトのなめらかさのもとの1つでもある水分が
飛んでしまうだけになってしまいます。
以上、スイートポテトがパサついてしまう原因として考えられることを挙げてみました。
焼き方だけでなくさつま芋の品種や材料によってもパサついてしまうのですね。
美味しくしっとりとしたスイートポテトを作るコツ!
スイートポテトをしっとりと美味しく作るためにはいくつかコツがあります。
それはさつま芋の品種、材料、作り方、焼き時間です。
これらを1つずつ説明していきます。
品種
一般的に使われているのは鳴門金時です。
スイートポテトのレシピに品種が書いていなくて、「さつま芋」
とだけ書かれているときは鳴門金時を使えば間違いないです。
ただシルクスイートや紅はるかを使ってもしっとり感の強い
スイートポテトを作ることができます。
材料
スイートポテトの主な材料はさつま芋とバター、グラニュー糖、
牛乳などですが、この牛乳を生クリームに替えるとコクとなめらかさが強くなり、
しっとりと仕上がります。
作り方
手間がかかり敬遠しがちな裏ごし作業ですが、
ここは頑張って省かずにやってみてください。
舌触りが滑らかになるのはもちろんなのですが、裏ごしをすることによって
さつま芋の塊が細かく砕けるので、砂糖やクリームが均一に混ざり味も均一になります。
焼き方
上でも説明しましたが、スイートポテトはすでに火が通っているので、
オーブントースターでは表面を色付けする目的がほとんどです。
低温で焼きすぎると、焼き目が付かずに水分だけが失われてしまいます。
ですからオーブントースターの温度は高めの230度~250度で10分位で十分です。
もし10分立つ前にスイートポテトの表面に焦げ目がついてきたら
その時は取り出してください。
まとめ
いかがでしたか?
スイートポテトは手作りするのはハードルが高いと思っている人が多いと思います。
手間をかけて、出来上がりがパサパサのスイートポテトだったらガッカリしますよね。
ですが今回ご紹介したコツを参考にしてぜひ挑戦してみてください。
手作りの味は格別だと思います^^