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暴風警報と注意報の違いって何?いつ発表されるの?

暴風警報 天気
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最近「異常気象」、「何十年に一度」という言葉をテレビや新聞で見たり
聞いたりする機会が増えたと思いませんか?

実際毎年のように様々な地域に大きな被害が出ていますよね。
台風などが来ているとき、ニュースの気象情報では、「台風の規模」や「風の強さ」
について伝えられますが、その中でよく聞く「警報」と「注意報」の違いってご存知ですか?

これらの言葉にはきちんと違いがあって、風の強さや被害の規模も全く違うんです。

こちらでは暴風警報と注意報の違いについてや、
その発表がいつされるのかということについてご紹介します。

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暴風警報はいつ出るの?

暴風警報

暴風警報が出るのはいつ?というのが気になりますよね。
警報が出るタイミングは、

・災害が起こると予想される現象が発生するおよそ3~6時間前。
・深夜や早朝に災害が起こりそうなときは、夕方に注意報を発表する。
その注意報の中に「警報が発表される可能性のある時間帯」示される。

となります。

警戒、避難するための警報ですから、発表されたときは「そこまで風が強くない」
と感じることも多いかもしれません。
しかしひどくなってからでは遅いのです。

そのため警報が出たときは早めに避難の準備や、
庭やベランダにあるものを片づけたりしておきましょう。

また特に注意が必要なのが、「深夜や早朝の災害」です。

寝ている間の災害は気が付かないうちに避難もできないような手遅れになることもあるので、
夕方の注意報が発表されたときは、念のため警報が出たときと同じような
準備をしておくことが大切です。

そもそも警報とはどんなものなのでしょうか?

警報とは、重大な災害が起こる恐れのある時に地元の気象台から発表されます。
H22年から市町村単位で発表するようになりました。

警報には大雨、洪水、大雪、暴風、暴風雪、波浪、高潮の7種類があり、
暴風警報はその中の1つです。
あらかじめ定められている基準値に達すると予想されている場合に発表されます。

警報と似たような言葉で違いが分かりにくいのが「注意報」です。
注意報とは「災害が起こる恐れのあるとき」とされていて、「警報」の前の段階となります。

次に気になるのが警報の解除のタイミングです。

これは、「災害の危険が少なくなってきたと判断される頃」とされています。
警報が解除されても地域によってはまだ強い風が吹いているところもありますから、
解除といって安心せずに注意を続けてください。

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暴風警報の風速の基準はどれくらい?

暴風警報

気象警報は風速・波の高さなど気象要素が一定の基準に達すると予想された地域に発表されます。

暴風警報は、

「陸上で風速21m/s以上、または最大瞬間風速26m/sと予想されるとき」

とされています。

ちなみに注意報が発表される基準は

「陸上で風速14m/s以上、または最大瞬間風速20m/sと予想されるとき」

とされていて、これを見ても注意報は暴風警報より風が弱いということが分かりますね。

ちなみに平均風速とは「10分間の風速の平均値」のことで、
「m/s(メートル/秒)」で表示されます。

ただ、数字で見るだけだといったいどのくらいの風なのか実感しにくいですよね。
そこで以下のようにして、表にしてみました。

・10m~15m/s  やや強い風   風に向かって歩きにくい
                 大きな枝が動く
                 電線が揺れる

・15m~20m/s 強い風     風に向かって歩けない
                風で転倒することがある
                電線がなる
                看板が外れる

・20m~30m/s  非常に強い風  何かにつかまらないと立っていられない
                 飛来物で負傷
                 細い木が折れる
                 看板が飛ぶ

(※気象庁は暴風・注意報の発表区域ごとに、過去に暴風による災害が発生した時の気象状況と
災害との関係を調査し、都道府県の防災機関と協議して発表基準を設定しています。
各地域の発表基準は気象庁のHPで確認することができます。)

 

暴風警報が出たときに気になるのが、学校が休みになるのかどうか
ということではないでしょうか?

子どもたちはもちろんですが、働いている親にとってもなるべく早く知りたいところです。

一般的には午前7時が一つの目安のようです。
学生の登校時間の前ですね。
この午前7時に暴風警報が発表されたままでしたら休校になり、
午前7時までに解除されていたら登校ということになるようです。

また午前10時までに解除となった場合は、解除2時間後に登校になることがあります。
ただしこれは一般的な対応例なので、決まりではありません。
それぞれの地域、学校の判断は異なってくることも多いので、注意してください。

まとめ

いかがでしたか?

以前は台風が頻繁に通過する地域ではない限り、
暴風警報というのはテレビの気象情報で聞くだけの情報だったかもしれません。

しかし近年は皆さんもご存知の通り、様々な地域で大規模な災害が起こっています。
その時になってから慌ててしまう前に、事前に警報や注意報について
知っておくのは大切な防災準備だと思います。

日ごろからニュースなどの気象情報に注意を払って、被害を大きくしないようにしたいですね。

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